超ホワイト企業なのですが、これ鬱病ですか?②

 

 

 

先輩から言われることはどんどん激さをましたと思う。

 

もう〇日経ったんだよ?

・人間としておかしいよ?

・なんでだろう、不思議だね。

・もう何言っても通じないから。

・想像力無さ過よ、自分で考えられないの?

・もう商品に触らないでってなるよ?

・これまでどうしてきたの?

・トンチンカンだから。

・努力しないと、もっと上に報告することになるよ。

   ・・・・

 

 

こんな感じで毎日毎日言われていました。

 

 

私が努力していないから。

努力不足だから。

ちゃんとしないと。

 

 

もうミスはできない。

 

 

新入社員なんてこんなもの。

初めは皆んなこうなんだ。

 

 

だって、皆んなも仕事大変だって、注意されたって言うから。

 

 

皆んなみたいに頑張らないと。

 

 

でも、ノートに書くのが追い付かなくなってきて、

書いたのはいいが、余計に混乱して、

どうしたらいいのか分からなくて、ドキドキする。

 

 

 

1日が始まる朝。

目を覚ますのが辛かった。

ドキドキして、気持ち悪いくて、恐かった。

出勤時間に近づくにつれ、吐き気が酷くなる。

目が回って、頭が軽くて、うまく話せない。

不思議な感覚がするんです。

 

 

でも、迷惑はかけられないから行かないと。

 

 

1日が終わる夜。

明日が始まることを考えると、目を閉じるのが恐かった。

時計の秒針の音が死を感じさせる。

震えがして、涙が静かに流れてきた。

 

夜、寝ようと思い暗くした部屋。

急な焦りが襲ってくる。

涙を流しながら数分おきにノートを見ては

自分を安心させた。

 

 

 

 

今日もいつもの様に家に着く。

 

 

玄関で靴を履いたまま横になっていた。

何かをアピールしたい訳ではない。

 

 

家に着くと安心して、靴すれ脱げなかったのです。

 

 

仲の良い両親との会話もほとんどしなくなった。

 

 

いつもどこを見ていたっけ?

なんて、自然にできていたことに疑問を感じるようになった。

 

 

最近笑ったっけ?

思い出すのだいぶ前の場面。

 

 

 

 

ボロボロの私はお母さんに言おうとした。

 

「お母さん・・・」

 

(「いつになったら仕事やめていいかな?」)

 

伝えたいことは思い通りに言葉にならなかった。

 

「どうしたの?」

 

と、お母さんの方から言われた。

 

その瞬間に涙が溢れた。

どうしようもないくらいに、止まることなくこぼれ落ちる。

 

驚くお母さんの前でただ泣きました。

 

 

 

彼にも心配されました。

やっぱり同じでした。涙しか出ませんでした。

 

 

 

だって、私が全部悪いから。

 

努力できていない私に言えることなんてないから。

 

仕事大変自慢なんてしたくないから。

 

 

って、思っていた。

 

 

これまでのこと。

それは私が悪いからだという説明。

話そうとしたけど、うまく話せない。

 

 

言葉が思うように言えなくて、

なぜか片言で、伝えられない。

片言でいったのは「ごめんなさい」

 

 

きっと、いつも口を開けば怒られるからだ。

 

 

 

 

そして、明日はしっかりと用意されていて、今日になった。

 

 

もうミスは許されない。わかっている。

 

 

 

 

続く